2023年を振り返れば1年で3本しかブログアップできてませんでした(>_<)
2023年の活動・・・紹介したいものは色々あるんですが・・・
今日は毎年この時期に想い憂うことに関連する活動を紹介したいと思います。
この時期の北海道は雪深くなり、道は滑るし、凸凹したりもして、高齢の方は、めっきり外出しなくなります。
その理由の大きな1つは転ぶのが怖い・・・
転んで頭を打って命を落とす…そんなことは滅多にあることではありません。
それよりも、「ちょっと尻もちをついた」とか「ちょっと転んで手をついた」といった「軽い転倒」で骨折してしまうことが、とても怖いのです・・・
ちょっとした転倒が大きな人生の転機になってしまったケースにSHAREはたくさん相対してきました。
雪道に慣れた北海道民でも、ちょっと転ぶことは、まあ、あるのですが、骨密度が低い方は、それだけで骨が折れてしまいます。
→ 安静にしている間に、筋力が想像以上に落ちる
→ 完治しても、体力は落ちてるし、転ぶのが怖くなって外出しなくなる
→ 外出量が減るので、ますます体力は落ちながら、歳を重ねていく
→ ますます骨がもろくなる(骨密度は下がる)
→ ますます外出が怖くなって体力が減る…
そういう負のスパイラルに陥って、要介護状態になっていく…というストーリー。
介護業界では「あるあるパターン」なんですね(>_<)
このグラフはネットから引っ張ってきたものですが、SHAREが運営するスマリハに通所される方々の割合も、この割合に近いので、概ね実態に近いものと思います。
特に女性は閉経してからは骨密度がドンドンと下がる。と言われています。
60代女性の3人に1人・・・
70代女性の2人に1人は骨粗鬆症
そんなデータもあり、多くの女性が実は「転倒による骨折→要介護状態になる」という危険に直面しているんですね。
僕の母も、転倒による骨折をキッカケに、スマリハに通うことになった女性の一人。
SHAREが介護予防のフィットネスチェーンを展開するにあたり、パワープレート・トレーニングを導入した理由も、骨密度の維持ができるフィットネスクラブにしたい。という想いがあったからです。
ご存知の方も多いですが、パワープレートの振動が骨密度を上げるエビデンスはたくさんあります。
多くの整形外科でパワープレートが導入されている理由だったりします。
そんなわけで、骨密度には、並々ならぬ想いがあるSHARE。
昨年から、骨密度を意識する啓蒙活動に結構な時間を費やしてきました。
ちょうど1年程前、メディカルフィットネス小樽の提携医療機関=済生会小樽病院さまにご協力をいただき、骨密度測定イベントを開催したのがスタートでした。
超高価な管理医療機器(クラスⅡ)である骨密度測定機を無償でお貸し頂き、保健所さんにも事前確認の上、イベントを開催。
当日は想像をはるかに超える120名超の方々にご参加いただきました。
(当日は想定以上の方々にお集まり頂き、スタッフ一同、てんてこ舞い💦)
多くの方々に骨密度を意識するキッカケを作れたと思いますが、このイベントにはもう1つ目的がありました。
この時のデータを分析して、日本骨粗鬆症学会にて発表させて頂く狙いもあったのです。
(実際の演題発表資料より)
この発表では、
転倒→骨折→要介護になってしまう方を減らす為には、医療機関とフィットネス事業者の連携が有効です!
そんな発表もさせて頂きました。
実際、医療機関が主に接するのは「骨折してしまった方」であり、その方々に再発予防(2次予防)するサービスを拡充している医療機関は増えていますが、あくまで、再発予防です。
まだ骨折していないけど、ちょっと転ぶだけで骨折してしまいそうな骨密度の方へのアプローチ(1次予防)までは、できていません。
しかし、1次予防のところで防がなければ、、スマリハを始め、世の多くのリハデイ現場で感じているちょっとした転倒が原因で要支援状態になる女性はけっこう多いという状況は、あまり改善されないと思うのです。
そんな考えの下、SHAREでは昨年、あちこちで、毎月のように骨密度測定イベントを開催しました。
北12条店では、カレスサッポログループ札幌時計台記念病院の小原ドクターもお招きし、測定会を開催・・・
平岡店では、さっぽろ糖尿病・甲状腺クリニック平岡の皆様との共催イベントを開催…
1回目が大盛況だった小樽店では2回目も開催。
2回目では、小樽なかがき糖尿病・内科クリニックの中垣ドクターをお招きしました。
最近では、札幌市さんの国民健康保険加入者向けの特定健診会場でも測定したり・・・
(昨年度から札幌市さんの国民健康保険加入者の方に対する特定保健指導を受託させて頂いてます)
その他、スマートウェイ・スマートスタジオ各店でもイベントを実施。
イオンさん等、人が集まるところに店を構えておりますので、数百名の方への啓蒙活動を重ねてきました。
’24年も、啓蒙活動をコツコツ積み重ねていこうと思っておりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
ちなみに’23年、2本、学会発表させて頂きましたが、’24年は5~6本の発表を予定しておりますので、そのあたりは追ってまた!
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