【ウェルフェス2026出展レポート】札幌で高次脳機能障害・失語症体験を実施しました
2026年5月24日(日)、札幌市中央区のエア・ウォーターの森で開催された福祉イベント「ウェルフェス2026」に、株式会社SHAREの障害福祉サービス施設「チャレンジドジム」が出展しました。
当日は、高次脳機能障害の一つである失語症に着目した体験コーナーを実施。地域の皆さまに、言葉がうまく出てこない、伝えたいことが伝わりにくいといった、コミュニケーション上の困難の一部を体験していただく機会となりました。
また、当日は札幌市副市長の加藤修氏にもご来場いただき、チャレンジドジムの失語症体験に参加していただきました。
福祉を知るだけでなく、実際に体験し、対話し、つながる。
ウェルフェス2026は、札幌の障害福祉のこれからを考える、非常に意義深い一日となりました。
ウェルフェス2026とは|札幌で福祉のこれからを考えるイベント

ウェルフェス2026は、NPO法人あえりあ・一般社団法人fanfareの主催により開催された福祉イベントです。
「さぁ、福祉のこれからを、一緒につくろう。」を掲げ、福祉の現場にある想いや技術、可能性を、地域の方々に広く知っていただくことを目的に開催されました。
当日は、講演やトークイベント、福祉の未来に関するアイデアピッチ、現場の声を集めた「福祉のすゝめ展」、体験型コンテンツ、各種ブース出店など、多様な企画が行われました。
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | ウェルフェス2026 |
| 開催日 | 2026年5月24日(日) |
| 時間 | 11:00〜17:00 |
| 会場 | エア・ウォーターの森 |
| 所在地 | 札幌市中央区北8条西13丁目28番地21 |
| 主催 | NPO法人あえりあ・一般社団法人fanfare |
| 後援 | 札幌市・札幌市社会福祉協議会 |
ウェルフェス2026の大きな魅力は、福祉を「説明されるもの」としてではなく、体験を通じて自分ごととして感じられる場になっていたことです。
会場では、聴覚障害に関するコミュニケーション体験「音の向こう -Silent Dialogue-」、視覚を制限した中で感覚を使う「気配斬り」バトル、ウェルビーイングと社会とのつながりを考えるカードゲーム「from Me」など、さまざまな体験コンテンツが展開されていました。
障害や福祉について、知識だけではなく体験を通して考えられること。
それは、地域の中で互いを理解し合うための、とても大切な入口だと感じました。
チャレンジドジムでは高次脳機能障害・失語症体験を実施


チャレンジドジムは、身体障がいや高次脳機能障害のある方を対象に、自立した生活や社会参加、就労を見据えた支援を行う、自立訓練(機能訓練)施設です。
今回のウェルフェス2026では、高次脳機能障害の中でも、失語症に着目した体験コーナーを実施しました。
高次脳機能障害は、病気や事故などによる脳の損傷により、記憶、注意、遂行機能、社会的行動、失語などに障害が生じるものです。外見から分かりにくいことも多く、本人やご家族が生活や社会参加の中で困難を抱える場合があります。
失語症は、高次脳機能障害の一つであり、言葉を話すことだけでなく、聞いて理解すること、読むこと、書くことにも影響が生じる場合があります。
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高次脳機能障害とは、脳の損傷によって記憶・注意・感情などに影響が出る障害で、見た目では分かりにくいことが特徴です。「退院後、以前と様子が変わった気がする」「物忘れが増えた、怒りっぽくなった」「仕事に戻れるのか不安」こうした変化の背景にあるの...
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今回の体験では、失語症のある方が日常で感じることのある、「伝えたいのにうまく言葉にできない」「相手に意図が伝わりにくい」といったコミュニケーションの難しさの一部に触れていただきました。
体験された方からは、普段は意識する機会の少ない「伝えること」「理解してもらうこと」の難しさに気づく機会となった様子が見られました。
失語症や高次脳機能障害は、見た目だけでは分かりにくいからこそ、地域の中で知っていただく機会が重要です。
今回の出展が、障害のある方への理解や関わり方を考える、小さなきっかけになっていればうれしく思います。
札幌市副市長・加藤修氏にも体験いただきました


当日は、札幌市副市長の加藤修氏にも会場へお越しいただき、チャレンジドジムの失語症体験に参加していただきました。
お忙しい中、実際に体験ブースへ足を運んでいただき、障害福祉や高次脳機能障害・失語症への理解に触れていただけたことを、大変ありがたく感じています。
障害福祉の取り組みは、支援事業所だけで完結するものではありません。
当事者やご家族、地域住民、行政、医療機関、福祉事業者など、多くの立場の方が関心を持ち、つながることで、地域で暮らし続けられる環境が少しずつ広がっていきます。
今回のような場で、地域や行政に関わる方にも実際の体験に触れていただけたことは、札幌における障害福祉の理解を広げていくうえでも、大切な機会になったと感じています。
主催者からお声がけいただき、出展の機会をいただきました

今回、チャレンジドジムの出展は、主催者の皆さまからお声がけをいただいたことをきっかけに実現しました。
障害福祉の魅力や可能性を地域へ伝え、札幌の福祉をさらに盛り上げていこうとするイベントに、私たちチャレンジドジムをお声がけいただけたことを、心よりありがたく感じています。
チャレンジドジムでは、日々の支援を通じて、身体機能や言語機能の改善だけでなく、その方が再び地域や社会とつながり、自分らしい生活を送ることを大切にしています。
一方で、高次脳機能障害や失語症、自立訓練(機能訓練)というサービスについては、まだ地域で十分に知られていない部分もあります。
だからこそ、今回のように地域の方々と直接お会いし、体験を通じて知っていただける機会は、私たちにとっても非常に大切なものです。
福祉を支える皆さまとの交流も深まりました

ウェルフェス2026では、来場された地域の方々だけでなく、同じく福祉や地域支援に関わる出展者・関係者の皆さまとも交流を深めることができました。
それぞれの立場や事業は異なっても、「福祉をもっと身近にしたい」「地域で暮らす方々の可能性を広げたい」という想いには、多くの共通点がありました。
障害福祉をより良いものにしていくためには、一つの事業所だけで取り組むのではなく、地域の中で互いの実践を知り、相談し合い、必要な方へ必要な支援をつないでいくことが重要です。
今回の出会いや交流を、今後の連携や地域づくりにもつなげていきたいと考えています。
これからも札幌の障害福祉の発展に寄与していきます

ウェルフェス2026は、福祉を特別なものとして遠くから眺めるのではなく、体験し、対話し、身近なものとして考えることができるイベントでした。
チャレンジドジムとしても、高次脳機能障害や失語症について地域の皆さまに知っていただける機会となり、非常に貴重な一日となりました。
このような素晴らしい機会にお声がけいただいた主催者の皆さま、ご来場いただいた皆さま、そして会場で交流させていただいた関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
株式会社SHAREおよびチャレンジドジムでは、これからも障害のある方の自立した生活や社会参加を支えるとともに、地域の皆さまに障害福祉を知っていただく活動にも取り組んでまいります。
札幌の障害福祉が、より身近で、より開かれたものとなるように。
私たちは今後も、地域の皆さまとともに歩み続けていきます。
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