リハビリの新しい選択肢|チャレンジド ジム

1.”退院後のリハビリの新しい選択肢”チャレンジド ジムとは
身体障がい・失語症を含む高次脳機能障害の改善に特化した障がい福祉サービス適用の自立訓練(機能訓練)専門施設です。
理学療法士・言語聴覚士・作業療法士・看護師等の多職種が連携し、疾患や悩みに対して最適な個別リハビリや自主トレーニング、集団トレーニングを提供します。
歩行トレーニングロボットや3Dプリンタをはじめとする充実の設備環境と医療機関出身のスタッフが退院後の自立した生活や社会参加、就労へのステップアップをサポート──それがチャレンジド ジムの最大の特徴です。
事業開発部 部長/ストロークジム・チャレンジド ジム シニアマネージャー 菊地 真広
2014年に札幌の専門学校を卒業後、札幌市内の急性期病院に入職、理学療法士としての臨床経験や学術活動を経て株式会社SHAREに入社。現在は自費リハビリ事業「ストロークジム」と障がい福祉サービス事業「チャレンジド ジム」の責任者として事業の確立・展開に従事している。
2.リハビリのその先へ
病院でのリハビリは、ずっと続けられるわけではありません。これからが本当のリハビリのスタートです。
脳卒中や脊髄損傷、神経筋疾患など様々な疾患で悩んでいるけれど、改善を諦めたくない原則18歳~65歳未満の方々を対象に、日常生活の自立や就労などの社会参加促進を目的として当施設は誕生しました。
「個別リハビリを受けたいが、自費リハビリは高額なので、中長期的な利用は難しい」「同世代の人たちと一緒に、目標に向かってリハビリを頑張りたい」そんな想いに寄り添い、徹底したサポートを行います。
申請手続きの相談から就労支援まで一貫してお手伝いし、次のステージを見据えたリハビリで生活の再出発を支えます。
3.スタッフの専門性と連携力― 肩書きより「現場での働き方」を重視
評価と安全なリハビリ設計
豊富な評価機器を取り揃えており、麻痺の程度や筋力の低下、感覚の変化、姿勢の不安定さ、高次脳機能や言語機能の低下など、さまざまなデータを詳細に測定しています。得られたデータは、リハビリテーションプログラムの方向性を決める際にチームで活用します。各種評価結果は記録・共有され、支援の精度と一貫性の向上に役立てられています。さらに、看護師によるヒアリングを通じて、その日の体調に応じた運動負荷や注意点を見極め、安全性に配慮したサービス提供につなげています。
各種プログラムの実行と継続支援
得られた評価をもとに、専門スタッフが障がいの状況や目標に応じた個別プログラムや自主トレーニングを作成します。課題の難易度を細かく調整しながらプログラムを立案することで、質の高いトレーニングの提供が可能です。さらに、定期的なヒアリングを通じて目標の達成度やお悩みを確認しながら、リハビリの進行状況を振り返ることで、段階的な取り組みと行動変容・習慣づくりをスタッフが継続的にサポートする体制を整えています。
安心できる医療的対応力
病院勤務経験のあるスタッフが、医療的な視点から毎回の状態を確認し、その日の運動可否やリスクを見極めます。万が一の急変時には応急対応を行い、必要に応じて医療機関に連絡し、利用者の安全を最優先で守ります。
成長ポイント
業界的にも珍しいキャリア形成が可能
生活期の高次脳機能障害・失語症にもアプローチができる
復職・新規就労サポートの経験が積める
4.代表的プログラム― 専門家チームによる6つのリハビリ
完全マンツーマンの個別リハビリ
作業療法士により上肢機能を細かく評価し、適切なトレーニング方法を提案。物品操作や電気刺激装置など様々な方法を用いてトレーニングを行い、日常生活での使用頻度の向上を目指します。歩行訓練
理学療法士により歩行状態を観察し、1人1人に合わせた歩くポイントの指導を行います。目標に合わせて屋外や階段など様々な環境で行うことも可能。完全バリアフリーの環境のため、重症度の高い方も安心して練習できます。自主トレーニング
各専門職のサポートのもと、身体機能の向上のみではなく、日常生活動作や社会生活スキルの習得などを目的に、個別プログラムを作成。進行度に応じて難易度を調整し、目標に向かって段階的にスキルを高めていくことが可能です。言語訓練
言葉がうまく出てこない、発音が聞き取りづらいといった課題に対し、言葉の理解・発話の練習や口の運動、会話のトレーニングなどを通じて円滑なコミュニケーションの獲得を目指します。高次脳機能訓練
作業療法士・言語聴覚士により検査を行い、機能低下を認める部分に対してアプローチを行います。訓練以外にも、日常生活や就労時におけるアドバイスも実施します。検査、トレーニングに集中できるよう個室も完備。グループトレーニング
「身体機能」「言語機能」「高次脳機能」など身体の状態や目標に合わせて行いたい練習を選択。利用者間でコミュニケーションを図りながらトレーニングを行うことで、円滑な社会参加や職場復帰を目指します。
5.障がい福祉サービス制度のしくみ
身体障がいや高次脳機能障害がある原則18歳~65歳未満の人が自立した生活を送れるように、国・都道府県・市町村が連携して支援を行う制度です。
原則1割負担
→利用料の9割が公費でまかなわれる専門的な支援が受けられる
→理学療法士・言語聴覚士・作業療法士などから個別のリハビリやサポートを受けられる(チャレンジドジムの場合、毎回30~40分の個別リハビリ、最大で5回/週の利用が可能)社会参加の促進や就労へのステップになる
→日常生活の自立や就労などにつながる支援が受けられる
6.今後の事業の展望は?
私たちが描く未来──それは「リハビリ難民ゼロ」の実現です。
まずは、グループで展開しているデイサービス事業や自費リハビリ事業と連携し、札幌市の福祉サービス機関との協力体制を整備。退院後の”リハビリの受け皿”として地域での認知を高めていきます。
並行して、札幌市内の1拠点にとどまらず、全国各地への事業所展開を進め、より多くの方々にサービスを届けられる体制づくりに取り組んでいます。また、市町村との連携を強化することで、退院後のスムーズな受け入れ態勢を構築し、地域におけるリハビリ支援の選択肢を広げていきます。
さらに、専門職が学んで働きやすい環境づくりを目指し、理学療法士・言語聴覚士・作業療法士・看護師・サービス管理責任者などの職種がリハビリテーションと制度の実務を学べる場を提供します。内部で蓄積された知見を積極的に外部にも発信し、自立訓練(機能訓練)の可能性を広く共有しながらその全国的な普及を加速させていきます。
そして、障がい福祉サービスのさらなる認知拡大に向けては、自治体・医療機関とともに力を合わせて取り組み、当事者・ご家族・支援者が多様な選択肢の中から“自分らしい生き方”を選べる社会を目指します。
私たちは「すべての人がカッコよく歳を重ねられることを証明する。」というビジョンのもと、年齢や病歴に縛られず、誰もが前を向いて生きられる社会を創りあげていきます。
最後に
チャレンジド ジムは、リハビリを通じて利用者様の自立と社会参加を支援する最前線の施設です。専門職チームが一丸となり、医療知識とリハビリ技術を駆使して、利用者様の未来を切り開きます。
あなたも、専門家チームの一員として、リハビリを通じて新たな一歩をサポートしませんか?


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