専務取締役 大林要|トップインタビュー

仕事内容を教えてください。
そうですね、ひと言で「これが自分の仕事です」と言い切るのは難しいのですが、あえて言うなら、会社のミッション・ビジョンを現実にするための「設計と実行」を担っています。
社長の佐伯・SHAREが掲げるミッションやビジョンは、会社の“北極星”のようなもので。じゃあ、それをどうやって事業として形にしていくのか?を考え、動いていくのが私の役目です。戦略や戦術を描くところから始まって、それを現場に落とし込んでいくプロセスもすべて関わっています。
Mission
全ての人がかっこよく
歳を重ねられることを 証明する。Vision
北海道から世界へ
Well-beingを SHAREする。
具体的なところでいうと、これまで特に力を入れてきたのはフィットネス部門の立ち上げですね。
たとえば「スマートウェイ」や「スマートスタジオ」「メディカルフィットネス」といった事業では、サービス設計からスタッフの採用・育成、マーケティングやプロモーション戦略まで、幅広く統括しています。
「業界の中でどう差別化できるか」「収益化と社会的意義をどう両立させるか」といった課題に、日々向き合っている感覚です。
キャンペーンの設計、会員さんとの接点の作り方など、より楽しく、喜んでもらえるにはどうしたら良いか?成果を出すにはどうしたら良いだろうか、を考えています。
数字ももちろん大事なんですが、それ以上に「体験価値」の部分が大切で、どうすれば「もっと来たい」「ここが自分の居場所だ」と思ってもらえるかにこだわっています。
今はもう少し視野を広げて、全社的な取り組みにも深く関わっています。
あと、もう一つ大事にしているのが「働いてくれている仲間たちの環境」です。ただ仕事をこなすんじゃなくて、やりがいや成長を感じられるか。そして、ちゃんと成果が報酬に反映されるような仕組みになっているか。給与を上げやすくするにはどうすればいいのか、といったことも含めて仕組みづくりをしています。採用から教育全体までに関わっています。
結局のところ、「人」がすべてだと思っています。
働く人がいきいきしている会社は、サービスにも熱量がにじむんですよね。だから、現場の声や会員さんの両方の声を聞きながら、会社のミッションやビジョンと、実際の事業との橋渡しをしていくのが、自分の仕事なんだと思っています。
佐伯社長との出会いはどんなものだったのでしょうか?
もう何年前になるんでしょうね……19年とか20年くらい前かな。ちょっと正確な年数を忘れてしまうくらい前なんですが、私がまだ第二新卒で入社したばかりの頃です。24-5歳で経営コンサルティングの会社に入社して、当時の直属の上司が、佐伯だったんです。
実は、そのときの私は、佐伯にとって“最初の部下”だったんですよ。だからお互いにとって、ある意味で特別な出会いだったと思います。
仕事を教えてもらったり、一緒にプロジェクトに取り組んだり、社会人としての土台を作ってもらったというか、今の自分があるのは間違いなく、あの頃の経験があったからです。
コンサルティング会社には4年弱在籍していました。札幌市店、仙台支店そして、最後は東京勤務だったんですが、やっぱり地元である札幌で何かをやりたいという想いがずっとあって。そんな中で佐伯と「いつか一緒に会社をつくろう」と話していたんです。
それがSHAREの創業につながっていきました。
あの頃のご縁が、こうして今も続いているというのは、本当にありがたいことですし、信頼関係というのはやっぱり年月と経験の中で育まれていくものなんだなと実感しています。
この会社を立ち上げるにあたって、当時の率直な感想を教えてください。
率直に言うと、「なんとかなるだろう」っていう、根拠のある楽観というか、妙な自信はありましたね(笑)。
前職の経営コンサルティング会社では、全国展開しているフランチャイズの本部支援だったり、加盟店のサポート、企業の売上アップやコスト削減など、本当に多岐にわたる業務に関わらせていただいてきました。
要は「どうやったら会社の業績が良くなるか」っていう現場を、ずっと見続けてきたんです。
そんな日々の中で、当時の上司だった佐伯社長とは、いわば戦友のような関係性になっていきました。信頼関係も強かったので、「じゃあ札幌で何か一緒にやろうか」という話になったときも、変に構えることなく、自然と「よし、やってみよう」と思えたんですよね。
実は、創業のときって、明確な事業プランがあったわけではないんです。
何か壮大なビジネスモデルを掲げて始めたというよりは、「できることからやっていこう」というスタートでした。たとえば、前職で付き合いのあったクライアントさんの仕事を引き継いだり、人材採用の支援をしたり、フランチャイズの加盟開発を手がけたり、あらゆることにチャレンジしていました。
でも、自分たちには「経営を支援して結果を出す」という武器があるという自負があったので、「まずは稼ぐこと自体は問題ないだろう」と感じていました。実際に、創業当初から一定の成果は出せていたと思います。
そんな中で、ある転機が訪れたんです。もともとお付き合いのあった企業さんが、ちょうどリハビリ特化型のデイサービスを立ち上げようとしているタイミングでした。そこで、「フランチャイズ一号店として、うちでやってみようか」という流れになり、スタートしたのが『スマートライフリハ』です。
そこからですね。「健康」や「予防医療」「ウェルビーイング」という価値観が、事業の軸になっていったのは。
なので最初は、“なんとなくうまくいくだろう”という軽やかな起業スタイルだったんですが、徐々に「社会にどう貢献できるか」「誰の役に立てるか」という視点が強くなっていって、今のSHAREの姿につながっているんだと思います。
SHAREならではの強みは何だと思いますか?
いろんな強みがあると思うんですけれども、やっぱり一番は「人」ですね。
働いてくれている仲間一人ひとりが、とにかく魅力的で、そして成長意欲が高い。それがSHAREの何よりの財産だと思っています。
私たちのお客様というのは、フィットネスの会員さんやリハビリデイサービスのご利用者さんなど、体に何かしらの課題や不安を抱えていたり、「なんとかしたい」と本気で思っている方々が多いんです。そういった方々と向き合う中で、本当に大事になるのが、やっぱり“人の力・魅力”なんですよね。
知識やスキルももちろん大事です。でも、それ以上に問われるのが“コミュニケーション力”。
相手の気持ちを受け止めたり、ちょっとした変化を引き出したり、行動に変化を起こしたり——そういう関わり方って、簡単なようでいて実はすごく難しい。でも、うちのスタッフには、それができる人が本当に多いと感じています。
それは、日々の努力の積み重ねがあるからなんです。研修にも積極的に参加しますし、休みの日に専門書を読んで勉強しているスタッフもいます。「もっと成長したい」「お客様のために力になりたい」っていう想いが、自然と根付いているんですよね。
しかも、素直で明るくて、前向きな人が多い。これは偶然というよりも、採用や育成の中で、“そういう人が集まる文化”ができてきたからだと思います。なので「誰が担当しても安心できる」って、利用者さんやクライアントさんから言っていただけることも多いです。
もう一つ、SHAREの強みを挙げるなら、地域に根ざした“健康特化型のビジネスモデル”ですね。
札幌というエリアを中心に、フィットネス、メディカルフィットネス、リハビリのデイサービス、自費リハビリサービスといったように、健康に関わるサービスを一気通貫で展開している。これは、全国的に見てもかなりユニークだと思います。医療機関と連携した指定運動療法施設を8施設運営し、これは全国トップクラスです。
病気になる前の“予防”から、病後の“回復”まで、一貫してサポートできる体制が整っている。だからこそ、「この会社に相談すれば何とかしてくれる」って、そう思っていただける機会が増えてきているんじゃないかなと。
“人の力”と“健康分野に特化した地域密着型の多角的な事業展開”、この2つが、SHAREの大きな強みだと自信を持って言えます。
現場で働くスタッフが長く働けている理由は何だと思いますか?
離職率が低いかどうか、正直なところは数字として明確に答えられない部分もあります。
でも感覚的には、SHAREには長く働いてくれているスタッフが本当に多いんですよね。それには、いくつか理由があると思っています。
まずひとつは、「人間関係の良さ」です。これがやっぱり大きいと思います。
上下関係が必要以上に厳しかったり、遠慮が強すぎたりすると、やっぱり日々の業務ってすごくストレスになりますよね。SHAREは、そのあたりがすごく自然で、フラットな文化があると思います。お互いにリスペクトし合う関係性が根づいていて、「ここにいても大丈夫だな」と思える安心感がある。何かあったときにすぐ相談できる上司がいて、声をかけてくれる仲間がいる。そういった関係性が、スタッフ一人ひとりの“居場所”になっているんじゃないかなと感じています。
もう一つの理由は、「自分の成長が実感できる環境」があることですね。
入社して最初のうちは不安も多いと思うんです。でも、少しずつ仕事を任せてもらえるようになって、できることが増えていく。その成長を、ちゃんと周りが見てくれていて、「すごくよかったよ」と声をかけてもらえるんです。そうやって、小さな成功体験が積み重なっていくと、「もっと頑張ろう」と思えるし、「ここで続けていきたい」という気持ちにつながっていくんですよね。
それと、制度の面でも長く働きやすい工夫をしています。
たとえば産休・育休の取得はもちろん、復帰後の時短勤務も可能ですし、ライフスタイルに合わせてパートから正社員に転換できるような柔軟な仕組みもあります。特に女性スタッフにとっては、家庭との両立がしやすい環境があるというのは、長く働き続ける上での大きな安心材料になっていると思います。実際、産休から戻ってきてくれるスタッフが多いのも、会社としての理解が深いからこそだと思いますね。
男性にとっては「昇給できる」「稼げる」というのも大事なポイントかもしれません。頑張った分だけ評価される仕組みを、用意しているつもりです。まだまだかもしれませんが...。
最近では、インセンティブ制度も導入して、成果が目に見える形で報酬に反映されるようにしています。「ちゃんと結果を出せば上にいける」「稼げる」という実感は、モチベーションにつながりますし、長期的に働くうえでの指針にもなると思うんです。
ただ、最終的にはやっぱり「誰かに必要とされている」という実感じゃないでしょうか。
現場で会員さまや利用者さんから「ありがとう」と言ってもらえる。職場の仲間から「助かったよ」と声をかけてもらえる。そういう瞬間って、すごく励みになるし、自分の存在価値を感じられるんですよね。SHAREには、そういう“やりがいの瞬間”が日常の中にある。だからこそ、「ここでもう少し頑張ってみよう」と思えるのかもしれません。
結局、人は“環境”と“人間関係”と“自分の成長”が揃う場所なら、長くいたいと思うんだと思います。SHAREは、その3つが自然と育っている会社だと思っています。
社員の成長を支援するために、どんな取り組みをしていますか?
そうですね、この話は先ほども少し触れた部分と重なるんですけど、改めてしっかりお話しすると、大きく分けて3つの軸で支援をしています。
まず1つ目は、「学べる機会をちゃんと用意すること」。これがやっぱり基本だと思っています。
社内外問わず、必要に応じて研修の機会を設けていますし、「こういうセミナーに出てみたい」「この資格に挑戦したい」という声にも、できる限り応えるようにしています。もちろん業務とのバランスは見ながらにはなりますけど、学びたいという気持ちには前向きに応えたい。実際、休みの日に自主的に本を読んで勉強しているスタッフも多くて、そういう姿勢が全体としていい空気感を生んでいるなと感じています。
2つ目は、「成長がきちんと評価される仕組みをつくること」です。
これまで人事評価制度は、何度もブラッシュアップを重ねてきました。作っては見直して、また現場の声を聞いて変えて……という繰り返しなんですが、常に意識しているのは、“真面目にコツコツ頑張っている人がちゃんと報われるようにしたい”ということ。
頑張って知識を身につけて、実績を出している人には、給与や役職で還元されるようにしたい。一方で、「ラクしてやり過ごそう」という意識の人にとっては、ちょっと居心地が悪い会社かもしれません。でも逆に、真面目に働く人にとっては、「ちゃんと見てくれてるんだな」と感じてもらえる仕組みが整ってきていると思います。ちなみにまだ全然完成はできていません(笑) 。
そして3つ目は、「成果に応じた報酬の導入」です。
2つ目と重複するところもあるのですが、最近の取り組みでいうと、たとえばフィットネス事業の一部では、会員さんからの“指名”に対してインセンティブがつく制度を導入しました。具体的には、指名料の半分をスタッフ個人に還元するという仕組みです。これが意外と反響がよくて、実際に月4万円くらいの収入アップにつながっているスタッフもいます。
これは単に“お金のため”という話ではなくて、「自分の関わりが評価されている」と実感できることが、すごく大事なんですよね。頑張りがダイレクトに返ってくることで、やる気にもなるし、自分の専門性や接客力を磨こうという意識にもつながります。
結局のところ、「成長って楽しいな」と思える環境があることが一番大事なんだと思います。そのために学ぶ機会をつくること、評価されること、そして報われる仕組みを整えること。この3つをバランスよく整えていくのが、会社の役割だと思っています。
チームを支えるうえで、どんなことを心がけていますか?
そうですね、これは私の立場として、私自身が直接関わっているチームやプロジェクトの話になってしまうかもしれませんが、それでもSHARE全体としても共通する部分があると思うので、あえてお話しさせていただきますね。
まず一番に意識しているのは、前述の通り「真面目に頑張っている人が、ちゃんと正しく評価されること」。これはもう、どのチームでも大前提だと思っています。
評価って、単に数字だけで見るのではなくて、何時間働いているでもなくて、「この人は信頼される仕事をしているな」とか、「見えないところでも努力しているな」っていうところも大事だと思っています。
あとはやっぱり、「誰と働くか」がすごく大切だと感じています。仕事って、内容ももちろん大事なんですけど、それ以上に「一緒に働く仲間との関係性」で、楽しさもストレスも大きく変わるんですよね。だからこそ、チームワークはすごく重視しています。
たとえば、誰かを傷つけるような言動があったり、チームの空気を悪くしてしまうような言動が続いた場合には、放置しません。必要があれば配置換えなども検討しますし、逆にチームとしてうまく機能しているならば、その良い状態を崩さないように、そのままのチームで続けてもらうことも大事にしています。
あと、個人的に大切にしているのが、「過干渉になりすぎないこと」ですね。
もちろん、必要なときはしっかり関わりますが、基本的には任せるスタンスをとっています。任せるというのは、責任もセットで伴いますけど、だからこそ人って成長すると思っているんです。
こちらが先回りして全部指示してしまうと、自分で考える機会もなくなりますし、自立したチームには育っていかない。だから、「これは本人たちがやりたいと思ってることだな」「考え抜いて出した結論だな」と思えることであれば、基本的には信じて任せます。
もちろん、任せる以上は放任ではなく、見守る責任もあります。何かあったときには、ちゃんとフォローできるように目配り・気配りは欠かしません。その上で、自由と責任のバランスを意識して、できる限り“自走できるチーム”になるよう支えていく。そういう感覚を大切にしています。
最終的には、信頼関係と心理的安全性、この2つがあれば、チームは自然と前に進んでいけると思うんです。だから、私は「見守りながら、信じて任せる」。それが一番のチームづくりだと考えています。
若い人材に伝えたい、専務ご自身の経験や失敗談はありますか?
そうですね……失敗談しかないですし、伝えたいことはそれなりにあります..。
まず最初に伝えておきたいのは、「いまの若い人たちは本当に優秀だな」と、心から思っているということです。
というのも、私自身、18歳から20歳までの2年間は、何もしていない、いわゆる“ニート”でした。
高校3年間はほぼ勉強せず、真面目に通っていなかったですし、20歳で大学に入学はしたものの、正直、毎日サボっていました。ほとんど授業にも出ず、自由気ままに過ごしていたので、「このまま社会に出てやっていけるのかな」と、自分自身でも不安になるような時期でした。
そんな私が、今こうして役員・経営側という立場になっていることを思うと、「人はどこからでもやり直せるし、成長できるんだ」と、胸を張って言えます。
だからこそ、いま入社してくれるスタッフたちを見ると、本当にみんな優秀で、まっすぐで、「自分が同じ年齢だった頃よりも、よっぽどしっかりしてるな」と感じるんです。
よく「夢や目標を持っていないといけないんじゃないか」と悩む方もいると思うんですが、最初から明確な夢や目標がなくても、焦らなくていい。20代のうちに見つけられれば十分ですし、むしろ、働きながら少しずつ見つけていけばいいんです。
でも、ひとつだけ——将来的には、少なくとも30代には、何か「目標」や「夢」を持ってほしい、とは思っています。
私の場合、大学生の頃に「将来は経営者になりたい」と、漠然とではありますが、そんな目標ができたことが大きな転機でした。それがあって、25歳で社会人として本格的に動き出し、28歳で起業し、そこから15年経ちました。
もちろん、最初から順風満帆だったわけではありません。
前職のコンサルティング会社では、優秀な先輩達に囲まれて、それまでの遅れを取り戻すべく、毎月400時間働いていました。会社に寝泊まりし、家にはシャワーを浴びに帰るだけの生活。当時の自分を思い返しても、「よくやってたな」と思うくらい、がむしゃらに働いていました。誰よりも早く出勤し、一番最後まで会社に残っていました。
なぜそんな働き方ができたのかというと、「経営者になる」という目標があったからです。
自分が経営する側に経ち、若い人が、自分のように夢や目標を持ち、やりがいのある日々を過ごすことに少しでも関われたら幸せだな、と思ったからです。
それまでの私は、できるだけラクをしよう、サボれるものならサボろう、というタイプだったんですよ(笑)。
でも、「会社を経営する側に立つには、誰よりも努力しないと成長できない。成長しなければチャンスも来ない」と気づいてからは、自分でも驚くくらいの熱量で仕事に取り組むようになりました。
結果的に、あの数年間で「仕事って面白いな」と思えるようになったし、「努力すれば、ちゃんとできるようになるんだ」という感覚もつかめました。自分が変わる実感が持てると、自己肯定感も育つんですよね。
今のご時世、そういう働き方は出来ないというか、しちゃいけないですし、求めてもいないのですが、そういう「何かに熱中する時期」は誰にとっても良いのだと考えています。
だからこそ、SHAREで働くみなさんにも、「入社してからでもいいから、自分なりの夢や目標を見つけてほしい」と伝えたいです。
それが、「誰かの役に立ちたい」でも、「自分のお店を持ちたい」でも、「もっと給料を上げたい」でも、何でもいいと思うんです。大事なのは、それに向かって一度、本気で努力してみること。ずっと努力するのではなく、熱中する時期、没頭する時期があれば「自分の可能性を押し広げてくれるもの」だと思っています。
夢や目標があると、不思議なもので、辛いことも前向きに乗り越えられるし、成長が実感できるようになると、自然と選択肢も広がっていく。
収入もそうだし、仕事の幅もそう。「やりたいことができる」「任されるポジションが増える」といった、“自由”を手に入れることにつながっていきます。
だから、今「やりたいことが分からない」と感じていても、大丈夫です。
SHAREは、夢や目標を“見つける場所”としても、とても良い環境だと思います。
いろんな分野の仕事があって、たくさんの人がいて、それぞれの想いやキャリアを持っている。そうした出会いや経験の中で、「自分はこれが好きかも」「もっとこういうことをしてみたい」と感じる瞬間が、きっとあるはずです。
そして、その想いが見つかったときは、ぜひ一度、本気で取り組んでみてください。誰よりも努力してみてください。短い期間でも構いません。きっと、その経験が自分の人生を大きく変えるきっかけになるはずです。
私自身がそうだったように、スタートがどこであっても、成長のチャンスは誰にでもあります。
だから、あまり肩肘張らずに、一歩ずつ、でも確実に前に進んでいってほしい。
SHAREでの毎日が、あなたにとってそんな未来への“助走期間”になるといいなと、心から願っています。
10年後のSHAREをどんな組織にしたいと考えていますか?
正直に言うと、「こういう組織にしたい!」っていう明確なビジョンを10年先まで描けているかというと、実はあまりないんです。というのも、10年後って本当にどうなっているかわからないと思っていて。
たとえば10年前を思い返してみると、スマートフォンがここまで無くてはならないものになり、AIがここまで進化するとも思ってなかったし、まさか世界中がコロナで止まるなんて、想像すらできなかったわけで。そう考えると、これからの10年も、きっと想像もつかないような変化が待っていると思うんです。
でも、ひとつだけはっきり言えることがあります。それは「環境に適応できる組織でありたい」ということです。
うちの会社って、社長の佐伯をはじめ、そういった変化にすごく柔軟に対応できるチームなんですよね。「時代が変わったなら、やり方も変えていこう」と自然に思えるカルチャーがある。だから、どんな環境になっていたとしても、SHAREはきっとその時代に合った形で存在していると思います。
もうひとつ、根っこの部分として大事にしていきたいのが、「人が強みの会社であり続けること」です。これは10年経っても、20年経っても、変わらない部分だと思っています。
働いてくれている人たちが、やりがいを感じて、長く楽しく働ける。そんな環境を維持していくことが、何よりも大事なんですよね。それが結果的に、良いサービスにつながって、関わる人の健康や幸せにもつながっていく。そういう循環がある会社にしていたいと思っています。
人数で言うと、今は全体で180名ほどの組織ですが、10年後にはもしかしたら300人、500人、あるいは1,000人に増えているかもしれません。でも、だからといって「大きな会社にしたい!」という野望があるわけではないんです。従業員を1000人にしよう、とか、全国展開をしよう、というようなことを特別目指しているわけではありません。
あくまで、「関わる人が幸せになれる会社」でありたい。それが10年経っても変わらずSHAREの根っこにあってくれたら、それで十分だと思っています。
だから、未来の環境に合わせてしなやかに変化しながらも、人の力を信じて、一人ひとりが誇りを持てる場所。そんなSHAREであり続けたいですね。
いま入社を考えている方へメッセージをお願いします!
SHAREで働きたいと言ってくださる方は、年々増えてきている印象があります。ありがたいことに会社としても少しずつ成長していて、規模の拡大だけじゃなくて、関われる仕事の幅も広がってきているんですよね。
今は、フィットネスやリハビリ、メディカルフィットネス、介護、治療などといった多岐にわたる分野で、専門的な資格や経験を持った先輩たちが各分野で活躍してくれています。だからこそ、「将来的にこういうことをやりたい」「こんなふうに人の役に立ちたい」という目標や夢を持っている方にとっては、その想いを現実に変えるための環境がそろっていると思います。
たとえば、「健康に関わる仕事がしたい」「ウェルビーイングという言葉にピンとくる」「人の笑顔や幸せのために何かしたい」──そんな気持ちがある方には、SHAREはすごくフィットする会社じゃないかなと思います。
逆に、「まだ自分が何をしたいかわからない」という人も大歓迎です。最初から明確なビジョンを持っていなくてもいいと思うんです。働く中で、「自分は運動指導に興味があるのかも」「リハビリや治療の道に進みたいかも」と気づくこともありますし、それに向けて資格を取ることもできます。給料をもらいながら、自分のキャリアを考える──そんな選択肢があってもいいんじゃないかなと。
ただ一つ、正直にお伝えしておきたいのは、誰にでも合う会社ではないということです。SHAREでは、「楽をしたい」「タイパよく稼ぎたい」といった考え方を持つ方には、正直なところあまり合いません。
うちは、“真面目にコツコツ頑張る人”“人の役に立ちたいと本気で思っている人”“自分の成長を楽しめる人”が、自然と長く活躍できる会社なんです。
たとえば、「将来自分でフィットネスやリハビリに関わる事業を立ち上げたい」「誰かの健康を支える仕事がしたい」そんな想いを持っている方には、うってつけの環境だと思います。実際にそう話してくれるスタッフもたくさんいます。
あと、これは少し現実的な話なんですが、ありがたいことに応募者も多いので、すぐに採用につながらないこともあります。ただ、そういうときは遠慮せず、まずは気軽に応募してもらえたらうれしいです。中には、1年後や2年後にご縁がつながって入社される方もいらっしゃいますし、人生のタイミングって本当に人それぞれですからね。
「なんとなく気になる」「ちょっと話を聞いてみたい」そんな気持ちがあれば、それだけで十分な一歩だと思います。ぜひ、前向きに検討してもらえたら嬉しいですし、あなたと一緒に働ける日が来るのを、楽しみにしています。
最近の趣味やハマっていること、休日の過ごし方を教えてください。
正直なところ、「趣味はこれです!」って胸を張って言えるものがあるわけではないんですが、どちらかというと20代から“仕事が趣味”みたいなタイプなんです(笑)。
ただ、それだけで日々が回っているわけでもなくて、やっぱり家族と過ごす時間というのは、自分にとってとても大切なものです。
私には今、小学生の息子が2人いて、11歳と9歳になります。妻と4人で暮らしているんですが、家族の存在があるからこそ、仕事を頑張れるという部分も大きいです。
だからこそ、休日は「基本100%家族のために使う」と決めていて、その時間を何よりも優先するようにしています。
休みの日には、公園に行ったり、キャンプに出かけたり、みんなで外食したり、たまに旅行に行ったりと、家族で過ごす時間をめいっぱい楽しんでいます。
何気ない日常ではあるんですけど、それが自分にとっては一番の癒しであり、幸せなんですよね。
最近は子どもたちと一緒にゲームをしたり、映画を見て、大笑いしながら過ごすことも多いです。あとは、子どもが習い事をがんばっている姿を見て、「あ、成長してるな」と感じる瞬間がすごくうれしくて、そういうのが自分にとっての“趣味”になっているような気がします。
結局のところ、仕事も家族もどっちも大事にしたいし、どっちも楽しみたい。
そのバランスを取ることが、今の自分にとっての“生き方”なのかもしれませんね。
家族ができると、独身の時とは価値観が大きく変わります。仕事よりも自分よりも、優先するものが増えます。
ですから、SHAREでは、社員が結婚し、子供が出来たら、子育てに理解があり、全力で応援する会社でありたい、と考えています。

はじめまして。 人材開発部/地域共創部 佐藤と申します。 約6年間、フィットネスの現場に立った経験を活かし 皆さまに(株)SHAREや、フィットネス部門のことを 分かりやすく記事にしてお伝えします。


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