【視察レポート】慶應義塾大学 小熊先生・平田先生がSHAREのフィットネス拠点を視察されました

2025年6月、慶應義塾大学スポーツ医学研究センターより小熊祐子先生、平田昂大先生をお迎えし、SHAREが札幌市内で展開するメディカルフィットネス拠点(指定運動療法施設)の視察が行われました。
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今回、ご視察いただいたのは以下の3施設です。
メディカルフィットネス北6条
スマートスタジオ・スマートウェイ北12条
スマートウェイ平岸
それぞれの現場では、私たちが大切にしている「医療・介護・運動の連携」による地域密着型のウェルビーイング支援について、取り組みの背景や今後の展望をお伝えさせていただきました。
■ 研究と現場をつなぐ実証フィールドとして
今回の視察は、慶應義塾大学の小熊先生、平田先生との連携による研究協力の一環でもあります。
SHAREではこれまで、ヒヤリハット情報の提供や安全管理体制に関するアンケート調査協力を通じて、平田先生が研究責任者を務める厚生労働科学研究への継続的な参画を行ってきました。
2024年度からは、慶應義塾大学が開発した「運動開始前の健康チェックシート」の実運用にも取り組んでおり、視察当日はその導入状況や、記録体制、職員対応の流れなどを現場で直接ご覧いただきました。
■ 転倒やヒヤリハットも「未来の安全」につながる
視察に先立ち、SHAREが提供してきたヒヤリハット記録の内容もご確認いただきました。
平田先生からは、
「動いているトレッドミルに飛び乗るなど、実際の現場ならではの“思わず突っ込みたくなる”ような事例も多く、現場のリアルがよく表れている」
「特に“転倒”に関するヒヤリハットが複数見られた点については、事故報告との分類に意図があるか確認したい」
と、的確なご指摘をいただきました。
私たちSHAREでは、怪我などの実害がない場合でも事故につながる恐れがある事象はヒヤリハットとして記録するルールを徹底しています。
こうした現場の記録が、科学的な安全管理のエビデンスとなることに、大きな意義を感じています。
■ 小熊祐子先生による現場評価
公衆衛生・予防医学・運動疫学の分野で国内外の第一線を走る小熊先生からは、
「医療と運動、地域とのつながりがここまで自然に融合している現場は全国的にも稀有。非常に学びの多い視察となりました」
との高い評価をいただきました。
■ 現場と研究が共創する「安心して運動できる社会」へ
視察後には、今後の研究体制やデータ連携についても意見交換を行い、必要に応じたオンラインでのミーティングや説明会の調整も進めていく予定です。
SHAREはこれからも、研究と実践をつなぐ実証フィールドとしての役割を果たしながら、地域の方々が安心して運動に取り組める環境づくりを進めてまいります。


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