ウォーキング後のコーヒーはアリ?続けやすくなる飲み方と注意点
「歩いたあと、コーヒーを飲むのが楽しみ」
それ、じつは運動を続けるための“最高の仕組み”になり得ます。
ウォーキングは、頑張りすぎなくても「続けるだけ」で効果が出やすい運動。
そこに“歩いたら一杯”をセットにすると、習慣化がグッとラクになります。
歩いた後の一杯は「続ける力」になりやすい。
結論:ウォーキング後のコーヒーは“アリ”
理由は大きく3つです。
① ご褒美になって続く
② 気分が切り替わって満足感が出る
③ 適量なら「脱水」になりやすいとは限らない(まず水を一口が安心)
「コーヒーは利尿作用があるから脱水になる」と思われがちですが、適量のコーヒー摂取で水分バランスが大きく崩れない可能性を示した研究があります。
※とはいえ、汗をかいた日は水→コーヒーがいちばん安全です。
いちばん失敗しない飲み方(これだけでOK)
ステップ1:まず水を一口
汗をかいている日は特に。冬でも意外と乾きます。
ステップ2:コーヒーはまず1杯
カフェインは体質差が大きいので、増やすより“ちょうどいい”を探すのが正解。
ステップ3:夕方以降は「眠れるか」で判断(不安ならデカフェ)
夕方以降は「今夜ちゃんと眠れそうか?」を目安に。少しでも不安があればデカフェを選ぶのがおすすめです。
よくある不安「コーヒーって脱水になる?」
結論としては、“適量なら脱水になるとは限らない”という研究報告があります。
ただし、あなたが汗をかいた量や体質にもよるので、迷ったらこうしてください。
汗をかいた日は 水を先に
口が渇きやすい人は コーヒーと水をセット(交互でもOK)
「摂りすぎ」は注意
カフェインの過剰摂取は健康被害につながる可能性があり、国や公的機関から注意喚起が出ています。 が、適量なら集中や気分転換の助けになります。体調に合わせて“ちょうどいい量”を意識すると安心です。→厚生労働省より
特に、カフェインが多い飲料や、カフェインを含む医薬品と組み合わせると総量が増えやすい点も注意です。
妊娠中・授乳中の方へ
EFSA(欧州食品安全機関)は、妊娠中・授乳中のカフェイン摂取について、総量200mg/日までであれば安全上の懸念は高まらないという見解を示しています。(該当する方はデカフェも選択肢に)
年明けに向けて「コーヒー×ウォーキング」企画を準備中です
私たちは現在、地域のコーヒーショップと連携しながら、「気軽に歩いて、一杯を楽しむ」企画を年明けに向けて準備しています。
運動が久しぶりの方でも参加しやすい形を目指しているので、詳細が決まり次第このサイトでご案内します。
よくある質問(FAQ)
Q. ウォーキング後のコーヒーって太りますか?
A. ブラックや無糖なら増えにくいですが、砂糖・シロップ・ホイップの“足し算”が多いと増えやすくなります。頻度が高い方ほど「甘さ控えめ」がおすすめです。
Q. コーヒーは水分補給になりますか?
A. 適量のコーヒー摂取で、脱水になるとは限らない可能性が示されています。
ただし、汗をかいた日はまず水分補給を優先してください。
Q. カフェインが心配です。どうしたらいい?
A. 動悸・不安・不眠などが出る場合があります。少しでも合わないと感じたら量を減らす、夕方以降はデカフェにするのが安全です。
参考情報(一次情報・公的資料中心)
厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」 厚生労働省
消費者庁「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」 内閣官房総務省
農林水産省「カフェインの過剰摂取について」 農林水産省
EFSA「Caffeine(解説資料・安全性の要点)」 European Food Safety Authority+2European Food Safety Authority+2
PLOS ONE(2014)“No Evidence of Dehydration with Moderate Daily Coffee Intake” PLOS
免責:本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療的な診断・治療を代替するものではありません。持病や服薬のある方は医師等にご相談ください。
総合病院での臨床経験を経て、株式会社SHAREに入社し、医療・健康・介護福祉の共創に励んでいます。 私たちが地域の皆様のお役にどう立てるか? 自治体・医療機関・地域にお住まいの皆様のお力をお借りし、これからも様々なことに挑戦してまいります。
Well-beingを一緒に
創る仲間を募集しています。
事業連携、取材のご相談など
お気軽にお問い合わせください。