北海道大学病院パーソナルヘルスセンター×SHARE「対談:予防医療の最先端、ゲノム健診って?」

私たちSHAREはVisionとして、「北海道から世界へ、Well-BeingをSHAREする」を掲げ、医療機関との連携体制の構築や特定保健指導、各自治体の事業を請け負ったりしながら、研修・教育体制の強化によって、疾患のある地域の皆様へのフィットネス〜リハビリまで多くの世代に向けた予防の重要性を啓発するサービスに努めてきました。
そんな中、「病気になってから治すのではなく、病気になるリスクを知り、なる前に食事・運動を楽しく取り入れ自ら予防する」
(北海道大学病院 パーソナルヘルスケアセンターhpより引用)
という北海道大学病院のパーソナルヘルスケアセンター様の理念に触れ、社会に発揮していきたい価値の部分ですごく共通する思いを感じることが出来ました。
本日は、記事だけでは伝えきれないPHC×SHAREの対談内容をご紹介していきます。
また、今回PHC×SHARの先着30名様限定のセミナー情報もありますので、そちらは↓↓からチェックして行ってくださいね⭐️
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北海道大学病院パーソナルヘルスセンター開設の目的とは?
PHC 西田副部長>時代の変化の中で、「予防医療」の重要性を感じてきました。
「病気になってから治すのではなく、病気になるリスクを知り、なる前に予防する。」その中で、ふっと遺伝子を用いるのはどうだろう?という考えが浮かびました。
遺伝子分野の研究をされていた今野部長にも相談をしたところ、ご快諾を頂きまして、2023年9月よりパーソナルヘルスセンターを開設するに至りました。
(左:PHC 西田副部長 右:PHC 今野部長)
パーソナルヘルスセンターについて(PHC)
「ゲノム情報をあなたの健康に。」
病気になってから治すのではなく。病気になるリスクを知り。なる前に食事・運動を楽しく取り入れ自ら予防する。を掲げ、北大病院の中でも最先端の研究に取り組まれている医師のメンバーで構成されている精鋭チームです。遺伝子学的検査でゲノム情報を知り、他部門と連携した未病・予防のための食事と運動を提供するセンターになります。
(北海道大学病院 パーソナルヘルスケアセンターhpより引用)
ゲノムとは?
PHC 今野部長>ゲノムというのは人間の設計図なんです。
その設計図でタンパク質は作られているんですが、個人個人によってバラバラです。
この配列が変わったりすることは「変異」「多様性」と呼んだりするわけです。
その少しの違いが、タンパク質の形だったり構造に変化を及ぼして病気になったりするんです。
(PHC 今野部長)
何歳くらいにゲノム検診を受けるべきでしょうか?
PHC 今野部長>自分のことを知る。リスクを知っておく。という意味では成人してから、30代40代くらいに一度受けてみるということは考えてもいいのかもしれませんね。
SHARE 佐伯>弊社は発症予防を目的としたフィットネススマートスタジオやメディカルフィットネスを運営しています。ちょうど40ー50歳くらいの方が多く通っていただいており、まずは検査をして、自身を把握して通っていただくのはすごくいいかもしれないですね。
PHC 今野部長>ウェルネスのコースは高血圧・糖尿病・認知症の3つに特化したコース、エグゼクティブプランというのは先ほど説明した通り、1つの遺伝子の変異でかなりの確率でなることがわかっている124個の病気をターゲットにした検査になっています。
どうやって自分が受けるコースを選ぶのがいいのでしょうか?
PHC 今野部長>考え方がすごく難しいのですが、エグゼクティブプランはかなりの高確率で罹患することがわかってしまう、遺伝的な要素も含み、家系にも応用が効く検査になります。
ウェルネスプランには3つのコース(高血圧コース、糖尿病コース、認知症コース)があり、自分の今の病気のなりやすさを知るために受けることが出来ます。
SHARE 渡邊>エグゼクティブプランの場合、高確率で罹患することがわかるとのことですが、なりやすいとわかった病気に対して予防出来る場合と予防出来ない場合がありそうですね。
PHC 今野部長>例えば、癌になる確率が高いとなれば毎年健康診断を受ける、未然に受診をするなどの対策をしなければならない。ただ、ウェルネスプランのような場合は、絶対になるものを見つける検査ではない。
確率としてなりやすい、とわかったら、食事を気を付ける、運動を続ける。
などの対策を打つことが出来る。
ただ、1つ重要なのが「なりにくいという結果が出た時に生活習慣を気にしなくていいということではない」ので気をつけましょう。
(右奥:PHC西田副部長 右真ん中:PHC今野部長 右手前:横田部門長)
検査をして、自分を知ってもらいたいですね
PHC 西田副部長>実は、これらは遺伝子の検査ですので、遺伝子というものは一生変わらないので、前後での比較というものが難しいんです。
そのかわり導入を検討しているプロテオーム検査というものがあります。
プロテオーム検査とは?
約 7000 種類の血中タンパク質を一度に測定する技術のものであり、現在の体内状態や将来の疾病発症リスクを予測することが可能となる検査のこと
従来の検査との違い:遺伝子(ゲノム)検査が「持って生まれたリスク」を見るのに対し、プロテオーム検査は「現在のタンパク質変動」からリアルタイムな健康状態を把握
ゲノム検診(ウェルネスコース) | プロテオーム検査 | 血液検査 | |
解析対象 | 遺伝子(DNA) | タンパク質(プロテオーム) | 血液中の成分 |
リスク評価の質 | 生まれ持った体質=遺伝リスク(相対値) | 現在の状態=実際に発現しているタンパク質(絶対値) | なし |
何がわかるの? | 日本人1000人の中で何番目に発症しやすい体質か? | ◯◯年以内に発症するリスクは?など | 現在の数値データ |
検査のタイミング | 一生に一度 | 定期評価が重要 | 定期評価が重要 |
PHC 今野部長>血糖値や高血圧は努力で成果として見やすいものなんですが、認知症は成果として見るのが難しいんです。
なので、プロテオーム検査で「認知症も”見える化”できる」と言えるかもしれないですね。
(左手前:PHC西田副部長 真ん中:PHC今野部長 右奥:向野医師)
気になるそれぞれの検査の詳細は↓のセミナーにて先生のコラムをご覧ください!
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最後まで、お読みいただきありがとうございました。
次の記事も楽しみにしていてくださいね⭐️

総合病院での臨床経験を経て、株式会社SHAREに入社し、医療・健康・介護福祉の共創に励んでいます。 私たちが地域の皆様のお役にどう立てるか? 自治体・医療機関・地域にお住まいの皆様のお力をお借りし、これからも様々なことに挑戦してまいります。


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