【チャレンジドジム】 高次脳機能障害リハビリテーション講習会 参加レポート
開催日:2025年11月1日(土)
会場:北海道大学 学術交流会館 講堂
講師:神奈川県総合リハビリテーションセンター 高次脳機能障害支援室長 青木 重陽先生
札幌で開催された「高次脳機能障害リハビリテーション講習会」に、チャレンジドジムのシニアマネージャー 菊地が参加しました。
当日は高次脳機能障害を持つ当事者やご家族、医療・福祉関係者など多くの方が集い、障害への理解を深めるとともに、チャレンジドジムの取り組みを広く知っていただく貴重な機会となりました。

「高次脳機能障害」とは
高次脳機能障害は、脳外傷や脳卒中などによって記憶・注意・判断などの機能に支障をきたす障害で、脳卒中の人の6~8割に現れる症状と言われています。
高次脳機能障害は麻痺や運動障害などと違い、見た目にはあまり症状として現れず、外見からは分かりにくいため、「見えない障害」とも呼ばれています。
青木先生が語る、これからの支援のかたち
青木先生は講演の中で、症状の改善だけでなく、本人の“気づき(self-awareness)”を育てるリハビリの重要性を強調されました。自分の障害を理解し、日常生活の中で行動を調整できるよう支援することが、安定した生活の再構築につながるといいます。
また、「代償ストラテジー(対処法)」の習得や、安心できる環境づくり、家族との協働など、多面的な支援を組み合わせることが効果的であると紹介されました。
講演の最後には、「医療と福祉の連携こそが支援の質を高める」との言葉があり、参加者に深い印象を残しました。
チャレンジドジムも取り組みを紹介
本講習会では、チャレンジドジムも自立訓練(機能訓練)施設としての取り組みを紹介する機会をいただきました。
地域での役割やサポート体制について多くの方に知っていただき、参加者との交流を通して新たなつながりが生まれました。
リハビリの新しい選択肢|チャレンジド ジム|SHARE(コーポレート)
1.”退院後のリハビリの新しい選択肢”チャレンジド ジムとは身体障がい・失語症を含む高次脳機能障害の改善に特化した障がい福祉サービス適用の自立訓練(機能訓練)専門施設です。理学療法士・言語聴覚士・作業療法士・看護師等...
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医療・福祉・地域がつながる支援を目指して
当日は、医療機関や当事者、ご家族、福祉関係者など多方面からの参加がありました。
参加者からは青木先生への質問も多く寄せられ、現場での課題や支援の在り方について、より実践的な知見を深める貴重な機会となりました。
チャレンジドジムでは今後もスタッフ研修や医療機関との連携を進め、札幌、そして北海道全体の高次脳機能障害支援の質向上に努めてまいります。
一人ひとりの生活に寄り添い、安心と希望を届けるリハビリをこれからも実践していきます。

「全ての人が、かっこよく歳を重ねられることを証明する。」というミッションに魅力を感じ、株式会社SHAREへ入社。 一人でも多くの方にサービスの魅力や可能性が届くよう、日々情報発信に取り組んでいます。
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