地域共創部部長 渡邊 匠|トップインタビュー

現在どんな業務をおこなっていますか?
現在、株式会社SHAREの地域共創部の部長として、地域住民や自治体、企業、医療機関など、多様なステークホルダーと連携し、地域が抱える健康・福祉・働き方などの課題を解決するためのプロジェクトを推進しています。
加えて、採用担当として人材の採用や、WEB担当としてデジタル戦略の立案と実行も担っています。
これらの役割を通じて、地域社会とSHAREを繋ぐ架け橋となり、地域全体の健幸づくり、ブランディンングに貢献することを目指しています。
また、北海道理学療法士会の理事としての役割も与えていただいているため、北海道の理学療法士として働く皆さんのこれからの理学療法士としてのあり方や悩みを、士会の活動を通して解決していくことを目指しています。
SHAREに入社したきっかけ・経緯を教えてください
SHAREに入社したきっかけは、地域医療や健康づくりに対する強い関心からでした。
以前は総合病院で理学療法士として勤務しており、急性期や回復期、生活期の患者さんと関わる中で、退院後の地域での健康課題や生活の課題を間近に見てきました。
病院の外に出ても続くサポートや、地域ぐるみでの健康づくりの重要性を痛感し、より広い視野で地域に関わりたいと考えるようになりました。
その想いを実現できるフィールドとして、地域と医療・介護・運動をつなぐSHAREに転職しました。
SHAREに勤めて何年目ですか?長年続けられている理由はありますか?
SHAREでの勤務は5年目になります。
長く続けられている理由は、地域の人々や医療・福祉の現場と直接関わりながら、実際に変化を生み出すことができる実感があるからです。
単なる数字や制度の話ではなく、目の前の生活者が「運動を始めて血圧が下がった」「介護の負担が軽くなった」「この地域で暮らし続けられるようになった」といった声を聞けることが、私のモチベーションの源になっています。
また、会社の掲げる「全ての人が、かっこよく歳を重ねられることを証明する。」というビジョンは、カッコつけているようでカッコつけてない柔軟な会社のスタイルとスタッフの人柄に非常に合っているのではないかなと思っています。
日々どのようなことを意識して業務に取り組んでいますか?
日々心がけているのは、「信頼関係の構築」と「短期的な課題解決と長期的な価値の両立」です。
地域の方々やパートナー企業との関係は、数字や実績だけでなく、丁寧な対話や相互理解によって築かれます。
また、目の前の課題に迅速に対応するだけでなく、その先の5年、10年を見据えた持続可能な取り組みを同時に進めることを意識しています。
特に採用やWEB戦略の面では、単なる集客やPRにとどまらず、地域にとって必要とされ続けるブランドであり続けるためにはどうすべきかを重視しています。
仕事をする中でぶつかった壁はありましたか?また、それをどう乗り越えましたか?
最も大きな壁は、「地域との信頼を築くことにかかる時間と労力」でした。
特に、医療機関や自治体、企業と連携し、新しいサービスを立ち上げる際には、「どんな価値があるのか」「本当に地域に必要なのか」という厳しい視線に直面します。
最初は話を聞いてもらえないことも多く、現場で積み重ねた経験だけでは通用しないことを痛感しました。
また、現場の第一線で患者さんや利用者さんに直接関わってきた立場から、マネジメントやWEB戦略、採用といった裏方の役割にシフトする中で、「自分は現場から離れて本当に貢献できているのか」という葛藤もありました。
しかし、その役割を通じて新たな仲間と出会い、事業の想いを正しく外部に伝え、地域との接点を増やすことが、現場で支えるスタッフや地域住民の力になるのだと実感できるようになりました。
こうした積み重ねの中で、昨年、北海道理学療法士協会より社会分野奨励賞を頂き、令和7年度北海道理学療法士会理事にも選任頂けたことは、自分の取り組みが間違っていなかったという大きな励みとなりました。
現場で培った視点と、マネジメントや戦略面での役割の両方を活かしながら、地域の声を拾い上げ、データと実績を重ねることで、少しずつ信頼を得られるようになりました。
今では、この“地道な関係づくり”こそが、地域共創の基盤であり、私の使命だと感じています。
職場や会社の雰囲気はいかがですか?
風通しが良く、挑戦を後押ししてくれる雰囲気があります。
多様な職種が在籍している企業であるため、意見の食い違いは多々ありますが、年齢や役職に関わらず意見交換が活発で、新しい取り組みも実現しやすい環境です。
また、医療・介護・フィットネスなど多様なバックグラウンドを持つスタッフがいるため、互いの強みを生かしてチームとして動ける点が魅力です。
個人プレーではなく、チーム全体で地域の課題に挑む文化が根付いていると感じます。
この仕事を通じて成長したと感じることは何ですか?
私が最も成長したと感じるのは、「視野の広がり」です。
これまでの私は、どうしても限られた範囲で物事を考えがちでした。しかし現在は、地域や社会全体をフィールドとして、「健康寿命を延ばす」「暮らしを守る」というより広い視点で課題に向き合えるようになりました。
また、その視点を実現するために、採用を通じた新たな仲間との出会いや、WEB戦略といったこれまで関わってこなかった分野にも挑戦し、ビジネス的な視点を持ちながら理学療法士としての知見を活かす力が身についたことも、大きな成長だと感じています。
さらに、これまでの仕事で出会った多くの方々とのご縁や学びが、日々の活動や新たな挑戦を支える大切な原動力となっています。
改めて、これまでの出会いや繋がりに深く感謝しています。
今後チャレンジしたいことや目標はありますか?
今後は、広がりを見せつつあるSHAREの事業を、地域の方々にとって「より信頼でき、身近で必要とされる存在」として育てていきたいと考えています。
そのためには、ご利用いただく方にとっても、スタッフにとっても、長く安心して関われる持続可能な仕組みを築くことが欠かせません。
特に、医療費控除の対象となるメディカルフィットネスや、介護・障害福祉を組み合わせた自立訓練(機能訓練)、共生型デイサービスなどの取り組みを、地域の実情に合った形で丁寧に広げていきたいと思っています。
その過程で、結果的に他の地域からも参考にしていただけるような形になれば嬉しいです。
また、地域で働く世代が「ここでの仕事を誇りに思える」と感じられる環境を整え、次の世代に繋がる地域共創の土台をつくっていきたいと考えています。
最後に、これから私たちと一緒に働くことを検討している方へメッセージをお願いします!
地域の健康や暮らしを支える仕事は、一人では成し得ないことばかりです。医療や介護、運動、そして地域の人々や企業と連携しながら、みんなで課題を解決し、未来をつくっていくのがSHAREの魅力です。
ここでは、理学療法士やトレーナーといった専門職だけでなく、さまざまな立場の人が一緒になって地域を動かしています。「人の役に立ちたい」「地域で必要とされる仕事をしたい」と思う方にとって、きっとやりがいを感じられる環境だと思います。
ぜひ一緒に、北海道から新しい健康づくりの形を広げ、誰もが安心して暮らせる地域を一緒に作っていきましょう。
休日の過ごし方/趣味/学生時代の取り組みなどを教えてください
釣りやキャンプなどのアウトドアが大好きです、田舎に引っ越すことが密かな目標です
休日は家族で出かけたり旅行などをして過ごしていることが多いです。

はじめまして。 人材開発部/地域共創部 佐藤と申します。 約6年間、フィットネスの現場に立った経験を活かし 皆さまに(株)SHAREや、フィットネス部門のことを 分かりやすく記事にしてお伝えします。


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