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  • 北大病院PHCの遺伝学的検査とは?【前編】佐藤麻美さんの体験から見えた体質を知り運動につなげる新しい健康習慣
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コラム 2026.04.24

北大病院PHCの遺伝学的検査とは?【前編】佐藤麻美さんの体験から見えた体質を知り運動につなげる新しい健康習慣

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北大病院PHCの遺伝学的検査とは?【前編】佐藤麻美さんの体験から見えた体質を知り運動につなげる新しい健康習慣

「遺伝学的検査」と聞くと
少し難しそうで、自分にはまだ遠いもののように感じる方もいるかもしれません。

”専門的で、少しハードルが高くて、特別な人が受けるもの”  

そんな印象を持つ方もいらっしゃると思います。

しかし、今回SHAREの取材班として北海道大学病院パーソナルヘルスセンター、通称PHCで行われている遺伝学的検査に同席し、その印象は大きく変わりました。


今回この検査を体験したのは
スマートチェーン公式アンバサダーの佐藤麻美さん。

麻美さんは札幌・函館など北海道を拠点に活動するフリーアナウンサーですが、アナウンサーとしての活動に加え、食や健康に関わる資格を多数所持し、全道各地の講演会などでその発信をしています。


top - フリーアナウンサー 佐藤麻美 | OFFICIAL SITE

札幌のフリーアナウンサー佐藤麻美のオフィシャルサイトです。元HTBアナウンサー。HTBの深夜番組「おにぎりあたためますか」のMCを16年間担当。野菜ソムリエプロ、アスリートフードマイスターなどの資格所持。

satomami-official.com

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SHAREの取材班は
1月28日の検査当日と、4月1日の結果説明の両方に同席し、
私はSHAREの専務として、その一連の流れを間近で見てきました。

そこで感じたのは、遺伝学的検査は「病気を見つけるためだけのもの」ではなく、自分の体を知り、これからの健康づくりをより自分に合った形で考えるための入り口になるということでした。

この記事では、麻美さんが実際に体験した検査と結果説明の流れを通して、北大病院PHCの取り組みと、その先にある可能性についてお伝えします。

北大病院PHCが取り組むのは、「病気になる前」から支える予防医療

北海道大学病院PHC(パーソナルヘルスセンター)は、遺伝学的検査や血液検査、体成分分析などを通して、一人ひとりの体質や健康状態を多面的に把握し、その結果を食事・運動・生活習慣の改善につなげる予防医療の拠点です。

病気になってから対応するだけではなく、病気になる前の段階から自分の体を知り、より自分に合った健康づくりを考えるためのサポートを行っています。

予防医療という言葉はよく聞くようになりました。

けれど実際には「健康診断で数値を見て終わる」「自分なりに食事や運動を気をつけているつもりでも本当に合っているかは分からない」という方も多いのではないでしょうか。

PHCの遺伝学的検査の特徴は、ただ数値を示すだけではなく、その人の体質やリスク、今の生活習慣を重ね合わせて見ていくことにあります。

「何となく健康に気をつける」から
「自分に合った健康づくり」に一歩進める。

そこに、この取り組みの大きな価値があると感じました。

遺伝学的検査は「病気を決めつけるもの」ではない

今回の取材で、まず最初にお伝えしたいのはここです。

遺伝学的検査という言葉から
「病気が見つかるのでは」「将来が決められてしまうのでは」と感じる方もいるかもしれません。

けれど、今回PHCで行われているのは、今の病気を断定するための検査ではありません。

生まれつき持っている遺伝情報の違いをもとに、体質や病気のなりやすさを把握し、健康管理に役立てていくための検査です。


PHCのQ&Aでも、ウエルネスプランでは一般的な市販の体質検査より精度の高いポリジェニックリスクスコアを提供しており、その解釈や健康相談は北海道大学病院の専門医が担当すると案内されています。

つまり、今回の検査は「病気かどうかを断定する」ためではなく、自分の体質傾向を知り、これからの生活習慣や健康管理に活かすための検査です。

遺伝学的にリスクが高いからといって、必ずその病気になるわけではありません。

逆に、リスクが低いからといって何もしなくてよいわけでもありません。

当日の説明でも、高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、遺伝だけでなく、食事、運動、睡眠、ストレスといった環境要因にも大きく左右されることが丁寧に説明されていました。

遺伝学的検査は未来を決めつけるものではなく、未来に向けて今できることを知るためのヒントです。


1月28日、麻美さんが実際に受けた検査の流れ

1回目の受検は1月28日。

この日、麻美さんは北大病院PHCで遺伝学的検査を受けました。

ご担当いただいたのは横田卓先生です。

検査当日は、
まず検査内容や同意に関する動画を視聴し、その後タブレットで必要事項や食事に関するアンケートを入力し、医師から直接説明を受け、InBody測定、血圧測定、採血へと進みました。

全体の所要時間は60分から長くても90分ほどで、採血も優先的に案内されるため、待ち時間はほとんどなく、流れは非常にスムーズでした。

この一連の流れの中で印象的だったのは、
検査の進行が非常に丁寧で、受ける側が置いていかれないことでした。


専門性の高い内容でありながら、一つひとつ理解しながら進められるため、「難しそう」「よく分からないまま進みそう」といった不安を感じにくい設計になっていました。

また、実際の空間も明るく整えられていて、いわゆる“検査室”だけの緊張感ではなく、落ち着いて受けられる雰囲気がありました。

遺伝学的検査というと無機質で重い印象を持つ方もいると思いますが、北大病院PHCでの受検は、そのイメージを良い意味で変えるものでした。

動画視聴と事前説明で、検査の意味を理解してから進む

最初に行う動画視聴では、今回の検査が何を目的としているのか、どういった情報を扱うのか、個人情報や研究利用はどのように管理されるのか、といった重要な点が丁寧に説明されます。

遺伝情報は非常にセンシティブな情報です。

だからこそ、検査そのものだけでなく、情報の取り扱いや研究への協力の考え方まで、最初の段階でしっかり説明されることには大きな意味があります。

実際、同意の扱いについても、同意は本人の自由意思であり、あとから撤回することもできること、同意しないことや撤回によって不利益を受けることはないことなどが明確に説明されていました。

こうした姿勢は、大学病院ならではの信頼感にもつながっていると感じました。

タブレット入力では、食事や生活をかなり細かく振り返る

動画視聴のあとは、タブレットでの入力に進みます。

ここでは基本情報だけでなく、食事摂取頻度調査も行います。

この食事調査は想像以上に細かく、日頃どんなものをどれくらい食べているか、どのくらいの頻度で口にしているかをかなり具体的に振り返る内容になっています。

アルコール、主食、肉や魚、野菜、脂質、細かな食品群まで回答していくため、普段の生活を改めて見直す時間になります。

健康に気をつけているつもりでも、こうして具体的に聞かれると「意外と曖昧だった」と気づくことがあります。

「何となく良い食生活を意識している」
「野菜は食べているつもり」
「塩分はそこまで多くないと思う」

そうした感覚が、質問に答えていくうちに少しずつ具体的な生活習慣として浮かび上がってきます。

この工程は、単なる事前入力ではありません。

自分の生活を整理し、後日受け取る結果とつなげるための大切な準備になっていました。

医師による説明で、「今回の検査が何を見るものか」が明確になる

タブレット入力の後は、医師から直接説明を受けます。

ここで改めて明確になるのが、
今回の遺伝学的検査が「病気かどうかを今ここで診断するためのもの」ではないという点です。

今回の検査では、
生まれつき持っている遺伝情報の違いをもとに、体質や生活習慣病などのなりやすさを把握し、健康管理につなげていきます。

また、PHCではコースによって高血圧、糖尿病、認知症などをテーマに検査を進めており、麻美さんは今回、高血圧コースを受けました。

高血圧コースでは、血圧や脈拍の測定、食事摂取頻度調査、体成分分析、一般の血液検査、遺伝学的検査のための採血を行い、2回目の来院時に専門医から血液検査、体成分分析、遺伝学的検査の結果説明と、今後の生活習慣改善の提案を受けます。

ここで重要なのは、
遺伝だけではなく、現在の体の状態も合わせて評価することです。


そのため、結果説明のときには「遺伝的にはどうなのか」と「今の生活の積み重ねとして体がどうなっているのか」の両方を見ながら話が進みます。


InBody、血圧、採血で“今の自分”も見える化する

説明の後は、InBody(体組成計)測定、血圧測定、そして採血です。

InBodyでは、筋肉量や体脂肪量など、体を構成する基本的な要素を把握できます。

血圧測定では、
今回の高血圧コースに関わる基本的なデータを確認します。

そして採血では、遺伝学的検査だけでなく、一般的な血液検査も含めて、血糖、脂質、肝機能、腎機能などを確認できるようになっています。

この流れを見ていて感じたのは、
PHCの検査は「遺伝の話だけ」で終わらないということです。

遺伝情報だけでは見えない、今の生活の結果として表れている数値や身体の状態を重ねることで、はじめてその人の健康像が立体的に見えてきます。

こうして1月28日の検査は終了しました。

この日の検査結果は約2か月後、4月1日にあらためて説明を受けることになります。


麻美さんの体質や健康リスクはどのように示されるのか。
その結果が、今後の食事や運動にどうつながっていくのか。


後編では、実際の結果説明の様子と、そこから見えてきた次の一歩をご紹介します。


👇【後編】検査結果編はこちらをご覧ください👇


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記事を書いた人
専務取締役 大林さん

SHAREの専務。札幌を拠点に、フィットネス・健康サービスを展開するSHAREで、日々“現場がワクワクする仕組みづくり”に奮闘中。2011年の創業からSHAREに関わり、サービス設計からスタッフ育成、イベント企画まで幅広く担当しています。好きなことは新しいチャレンジと家族との時間。コラムでは、健康・運動・働き方などについて、ちょっと役立つ&ちょっと背中を押せるようなお話をお届けします。

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