睡眠の質を上げる4つの方法<その3>アクティブスリープ指導士・フリーアナウンサー 佐藤麻美
 
          こんにちは、フリーアナウンサーの佐藤麻美です。

睡眠の質を上げる4つの方法の前半二つ
「ベッドは睡眠をとる場所だと記憶させる(▶読む)」
「眠くないうちにベッドに入らない(▶読む)」
実践していますか?
入眠をスムーズにすることが睡眠の質向上の入口ですが、今日ご紹介する3つめのポイントは「起きる」という出口のお話です。
★その3:起床時間をそろえる★

「規則正しい生活をしましょう」と言われると、例えば「0時までには寝るようにしよう」と就寝時間を考える人が多い傾向にあります。実は、これが寝つきの悪さに繋がってしまうのです。
私たちの脳には、朝の光を感知したらその16時間後(子供は14時間後)に眠くなる仕組みがあります。つまり、起床時間を揃えると、同じ時間に眠くなるのです。そして、眠くなったら寝る、前回のお話にも繋がりますね。
寝る時間ではなく「起きる時間」を意識してみましょう。
ちなみに、私たちを起こしてくれるのは「コルチゾール」というホルモン。起きる3時間前にこのコルチゾールが動き始めるのですが、この働きが鈍くなってしまう年齢があります。それが8歳から20代前半、ピークは10歳〜15歳。鈍くなるのは、活発な性ホルモンがコルチゾールの働きを阻害してしまうから。
「子どもが朝なかなか起きない」のは、これが理由なのです。
私も小さい頃なかなか起きない子どもで、何度も母に怒られました。
「起きる気がないから起きられないんでしょ!」と(笑)
起きる気はあっても起きられない。それが子どもなのです。この年齢になって、「だから起きられなかったのか!」と開眼しています。
でも、改善の余地はあるのでご安心を☆
実は「コルチゾール」は面白いホルモンで、言語に依存しています。
起床時間を言語化するとその時間の3時間前から分泌がスタートする特徴があるのです。実験でも、起きたい時間を3回唱えて眠ると、6割の目覚めが良くなったという結果があります。練習効果があるので、2週間は実施してみて下さい。
また、夜中に目が覚めても、「時計を見ない」ということも大切。例えば、時計を見て「まだ3時か、、、」と思うと、コルチゾールがその言語に反応して、翌日も3時に起こしてしまう可能性があるのです。
夜中に目が覚めた時は、「6時に起きる」のように自分の起きたい時間を言語化することをオススメします。
次回は「睡眠の質を上げる4つの方法」最終回!
良質な睡眠で明日の自分のパフォーマンスを上げていきましょう!
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睡眠の質を上げる4つの方法<その1>アクティブスリープ指導士・フリーアナウンサー 佐藤麻美|SHARE(コーポレート)
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睡眠の質を上げる4つの方法<その2>アクティブスリープ指導士・フリーアナウンサー 佐藤麻美|SHARE(コーポレート)
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