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執筆者の写真SHARE 株式会社

代表インタビューvol.2

更新日:7月27日

前回の代表インタビューは話が概念的になり過ぎたまま止まらなそうだったので、途中で切り上げてしまいました。今回は、もっと具体的なインタビューになれるよう、がんばってみました。
佐伯さん、前回はありがとうございました!それで、今回は具体的な話を聞きたいと思うんですけども、「人材育成」について、どうでしょうか。

うちにはいろいろな研修制度はありますけども、「人材育成」という言葉はあまり好きじゃなくて「自然に成長できる環境」を創りたいって意識してきました。


その最たるのが「小さい新規事業をどんどんやる」ということですが、このあたりについては度々業界誌などで取材を受けて来て既に活字になってるので、ここでは割愛ですね。



それはそれで、興味深い話になりそうなので、別の機会に改めて!

ぜひぜひ。


それはそれで、僕が思うに、うちの教育っぽい話について、ざっくり言うと、まず3タイプあるかなーと思ってて、順にお話したいと思います。


  1. まず、新卒等、まだまだ社会人経験が浅い人への教育について

  2. 次に、家庭と仕事のバランスについてどう考えてるかってこと

  3. あと、仕事をガンガンやりたい人には独立支援までするという考え方について 



そしたら、1個ずつ。まず、1つ目について、具体的にいいですか?

今の時代は、若い人が「仕事はほどほどに」とか「週2日休んで残業しない会社を選ぶ」という時代だって、TVや雑誌では言ってるみたいですね。


僕の家にはTVがないから、実際どんだけ、そういう風潮になってるのか、わからないけど…


少なくとも、SHAREに入社してくれた若い人達には、なるべく早く「仕事を心底楽しめればお金も稼げる」ということを、体感して欲しいなって思いますね。


僕の場合、新卒入社して2~3年は、毎日なんだかんだで上司から怒られるし、めっちゃ辛かったんですが、3~4年が経った頃から、明らかに楽しくなってきて、最終的には、心底「仕事が楽しい」ってなりました。


ほぼ毎日、上司から数字のことを詰められたり、達成しなかったら怒鳴られたりするのは辛かったけど、そんな嫌なことを超える「楽しさ」を感じてました。


うちは、基本的に、優しい人が上司になってるんで、上司が部下を怒るなんて、あんまりないと思いますけどね。


叱ったり、小言っぽくチクチク言ったりするくらいは、当然、必要なことでしょうから、あると思いますけどね。


まあ、そもそも、僕がマネージャー陣に対して、怒らないですからね(笑)



佐伯さん、ホント、怒らなくなりましたよね~(笑)

ホントにね(笑)


やっぱり「7つの習慣」の研修講師の資格を取ったのが大きいですね。


まあ、話を戻すと、「仕事を心底楽しめればお金も稼げる」というのは、「楽して稼げる」という意味ではなくて、「お金を稼げるだけの仕事を楽しみながらこなせるようになる」ということですからね。


僕が言いたいのは、「仕事は楽じゃないけど楽しめる」ということです。


楽しいと思える源泉は、やっぱり、「達成感」・「感謝される」・「敬意を持たれる」のどれかじゃないでしょうかね。


そして、これを体感するには、やっぱり「挫折を味わう」とか「劣等感に苛まれる」とか、いわゆる「苦労する」というシーンを通過する必要はありますよね。


例えるならば、寒くないと「暑い」とは感じられないのと一緒で、「苦労」がないと「達成感」とは感じられないだろうし、人が「苦労があること」「大変なこと」と思ってることじゃないと、「感謝」も「敬意」もないですからね。


そして、僕自身の体験で言うと、40歳近くになって、20代の頃の同僚や上司・部下と話して盛り上がるのは、楽しかった思い出よりも、辛かった思い出なんですよね。


楽しかった思い出は、まあボチボチ盛り上がるんですが、辛かった思い出こそ、ゲラゲラ笑えるんですよね。


辛い思い出って、ワインみたいに、歳を重ねる程に「熟成」されて美味しくなるんですよ。

楽しい思い出は、ビールみたいに、できた瞬間がピークであって、時が経つほど味気なくなりますね。


…あれ?


僕の発言って「大変な仕事を振ってるのはあなたの成長の為だから」って言うブラック上司みたいかね?




確かに、そうかもしれませんね…

マジかー…







すいません…ガチで凹まないでください… 半分冗談ですから(笑)

まあ、確かに、僕の立場で「若い頃の苦労は買ってでもしろ」って言うのは問題がある時代なのかもしれないけど、少なくとも、僕は、そういう傾向があるって自覚してるし、そうならないように意識してますんで!


…話を戻すけど、僕自身は、この歳になって、「20代の辛い時期」を一緒に過ごした仲間と語らう時は、ホントにゲラゲラ笑えるもんですから、これこそ「財産」だなーって思ってます。


僕が20才の時に出逢った言葉の中に、今でも大好きな言葉があるんですが、人生で本当に価値ある財産は、独り占めするもんでなくて、仲間と分け合えるもんだって言葉があるんです。


これ、SHAREという社名の由来の1つでもあるんですがね。


SHAREの公式ホームページの動画のラストに「SHARE=人生の喜びも悲しみも分かち合おう」というメッセージがありますよね?





ありますね。結婚式のセリフみたいだなーって思ってました。

確かに、結婚式のセリフから引用したんですが、

僕は、会社と個人という関係も、結婚する男女と同じような関係みたいであるべきだ。と思ってるんですよ。


生きてりゃ、楽しいことも、悲しいこともあるし、平和な時期があれば、必ず、辛い時期も来ます。


辛い時に、助け合って、励まし合って、夜明けを待てる関係を続けることこそが、「人生の財産」になるはずです。


僕は何回も経験あるから確信してるけど、辛かったことも、何年か後に「あの時、辛かったよね~、あの時、ひどい顔してたよね~」とかって話をするのは、絶対、笑えますよ(笑)


これは、誰のモノでもない。僕達の財産ですよね。


そんな「財産」をどんだけ持てるか。というのが、どんだけ人生を楽しめるか。と、ほぼイコールなんですよ。





そうっすね。

そうそう。


僕もみんなも、老いも若きも、人生いろいろあると思うんですよ。


創業の頃さ、よく「うちは社員第一主義。顧客第二主義だから。」って言ってたじゃないですか。


これも、ホントに誤解されやすい言葉なんですけど、決して、顧客をないがしろにしてるわけじゃないですからね。


言いたいのは、社員が自分に満足できない会社で顧客が満足できるサービスは提供できない。っていうことですからね。


今SHAREという会社で働いてる人が公私ともに充実感を感じられていれば、目の前のお客さんにも喜んでもらおう。と思えるはずです。


そうでもないのに、目の前のお客さんの為に考えて行動するなんて、そんな「聖人君子」のような人間なんて、そうそういませんよ。


少なくとも、僕は違うし(笑)。 


確かに、聖人君子ではないですよね(笑)

おい(笑)!


まあ、とにかく、「社員第一主義」ってなんなんだろう?ってよく考えるんですけど、結論、それって、一人一人、違うんですよね。


「何に幸せを感じるか?」って、一人一人、違うんですよ。


一人一人、価値観は違うし、人生のどのステージにいるかによっても変わるし、健康度合とかも人それぞれですしね。


自分にとって何が幸せか?わかりません!という人もいるし、とにかく稼ぎたい!という人もいるし、仕事と家庭のバランスを大切にしたい!という人もいるじゃない。





そうっすね。

だから、「社員第一主義」をガチで実現するのって、相当、難しいですよ。


すごく気を遣うし、どんだけ遣っても足らないくらいです。


 気を遣い過ぎて、堂々巡りになったりするんだけども、少なくとも、僕は経営者として、そこを追求し続けていきたい。とは思ってます。




はー。佐伯さん、意外といろいろ考えてるんすね。ありがとうございましたー!
今回もスイッチが入って、話が長くなりそうだったので、切り上げてきましたが、佐伯さん、あいかわらず、「意外と熱い人」でした。なんとなくでも、伝わったでしょうか?
次回のインタビューでは、2つ目の「家庭と仕事のバランス」について… 取材班はめげずに、がんばります

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