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SHAREビジョンインストラクション vol.2

前回から、数回に渡って、ブログを読まれた方々からのご要望にお応えしていくシリーズです。


頂いたご要望は「北海道風ウェルネスというブランドを創っていく・・・というビジョンについて詳しく知りたい」というご要望でした。


前回・・・ある意味、そのビジョンが実現されている都市=ロサンゼルスを視察したレポートをお送りしたわけですが、それを通じて私達がやりたいことが、なんとなくでも伝わっていたら幸いです。


今回は・・・その続編として・・・ロサンゼルス同州のサンディエゴに行った代表からのメール抜粋です~


・・・サンディエゴと言えば、IHRSAコンベンション(フィットネス業界で世界最大の展示会)が開かれる街として有名ですね。フィットネスビジネス誌さんも、毎年、日本のフィットネス企業経営者を連れてツアーを組まれています。


だいたい、サンディエゴ~ロサンゼルス~サンフランシスコと廻るみたいですから、いずれSHAREのsmartway・smartcureの幹部陣とも視察したいなーと想像しながら色々と見てきました。


ちなみに、人口140万人のサンディエゴは「アメリカ人が住みたい街」としてナンバー1の都市という側面もあります。前回のブログで紹介したサンフランシスコ界隈(シリコンバレー)のIT企業(Google社等)の経営者の多くが住んでいる街でもあります。


そんな街をちょっと歩いてみると・・・一時期フィットネス業界でナンバー1の売上を誇った「24HOUR FITNESS」がショッピングセンターの一部にありました。


今年(2018年)、札幌にもいよいよ「AnytimeFitness(フランチャイズ加盟店)」が出店しますが、24時間フィットネスの走りがこの企業ですね。


サンディエゴでも、ロサンゼルスでも同様だったのが、ショッピングセンター立地ということ。


日本でもきっと「24時間型」がショッピングセンターに出店しまくるでしょうから、smartwayの立地戦略とかぶっちゃってますね(笑)


「かぶった時は共存共栄=Win-Winを考える」というのがSHAREスタイル(笑)ということで、今度、この業態の経営者さんともお会いしてきますので、その報告はまた。


さて、いろいろと気になる情報満載だったのですが、特に惹かれたのは・・・たまたまなのかわかりませんが、ショッピングセンターの核となる食品スーパーはいずれも「オーガニック系」でしたね。


オーガニック系のスーパー・・・日本ではこれからの業態でしょうか・・・食品流通業界の歴史、その前線でがんばってきた方々の既得権益などを鑑みるに、なかなか難しいでしょうか・・・消費者としては、流通量が増えて購買単価が下がって欲しいし、社会的に見たら、絶対その方が良いと思うんですが・・・


とりあえず、僕らにできることは、市民一人一人のヘルスコンシャスを高めていく地道な活動ですね。


そんなわけで、アメリカでは「高級ブランドフィットネス」としてチェーン展開してる「EQUINOX」も視察してきました。

なぜなら、このクラブにはコールドプレスジュースやサラダを販売する売店が必ずあって、つまりは顧客に「運動」と「食事」をセットで提供しているからです。


売店前のベンチで1時間程、観察していると、フィットネススペースから出てきた顧客の2人に1人は何がしか買っていきます。



僕も、日本でも流行している「KOMBUCHA」ブランドのジュースとサラダを買ってみました。


ジュースの方は・・・薬みたいな味でしたが・・・運動直後ってヘルスコンシャスが高まっているので、味よりも身体によいものを摂取しよう!となる方も多いでしょうから、smartwayの理念的には、ヘルシーな食事の提供は、とても重要だなと思います。


smartwayでも、ダイエットサービスを始めていて、かなり好評なわけですが、僕自身も1人のユーザーとして思うのは、札幌の外食業態・食品小売業態に囲まれた僕達が身体によい食事をするっていうのは、簡単ではありません。


こんなことを比較するのもマニアック過ぎるかもしれませんが、例えば、ロサンゼルスやサンディエゴで、それなりのレストランで食事をオーダーすると「サラダを最初に持ってくる?」と聞いてくれます。


この質問・・・札幌ではほとんど聞かれなくて、僕はたまに自分から言うんですが、聞いてもらえるとありがたい質問ですね。


そんな外食店が増えると、smartwayのダイエットサービスも、もっとやりやすくなるなー・・・と思うけども、現実の札幌はそうではありません。


健康な食事を調達する時間と費用を考えたら、なかなか続かないのはよくわかります。

だからこそ、smartway4号店から始めている物販は、なんとか軌道に乗せたいですね。


商売的に成り立つかどうかはわかりませんが(笑)


これは推し進めたいですし、個人的にも色々と試しております。なにしろ、一人一人が「あれ?私、最近調子いい?・・・そうか!smartwayに通ってからかも?」という方が、少しずつ増えるはずですから、smartwayの物販もそのうち成り立つはず!です。


関連するところで、ロサンゼルスのローカルテレビでは、ダイエットフーズの宅配サービスがガンガンTVCMを打っていました。


「3食×8日間は無料!」なんてマーケティングをやっても収益が出るんだろうか・・・というのはさておき、TVというメディアの啓蒙力は大きいですよね。


日本のTVで観るのは、ピザとか寿司ですね。これではヘルスコンシャスは高まりませんね(笑)


「高齢者向け」や「糖尿病の方向け」というのも着々と広まっていますけども、僕自身、コンサルタント時代に宅食関連の事業に携わっていた時期があるので、企業側の事情はある程度わかっているつもりで、なかなかアメリカのような宅食サービスが成り立つ日は先な気はします。


個人的には、先述したように今の札幌で健康的な食事を日常的に継続するのは難しいので、健康食の宅配はいいなーとは思いますけど、あくまでも、しばらくはマイノリティですね。

ただ、こういったサービスで救われる命が、少なからずあることを、私達は知っていますね。


もともと、後期高齢者のリハビリを本業としている私達は、日々、不健康な生活習慣を重ねてこられた後期高齢者の方々と日々向き合っているわけで、こういったサービスの価値は、ある意味、誰よりも気付ける立場にあります。


SHAREグループが6年前からコツコツと続けているメモリアルグループさんとのコラボ活動の中で、関連会社さんの「高齢者宅配」が着々と拡大されています。


いつか、本格的に「健康食の宅配サービスに携わる」なんて日も来るかもしれませんよ。

余談ですが・・・先述したEQUINOXの売店は別会社が運営しています。

この別会社自体、フィットネスジム内で出店してるスタイルと、独自に出店してるスタイルを両立させているみたいですね。


あと、EQUINOXは子会社で「SoulCycle」も展開しているんですが、それもこれもひっくるめて、母体は不動産開発会社です。


ユーザー目線で考えれば、運動習慣の定着に「立地」は大事な要素ですから「不動産開発会社が価値あるフィットネスサービスを確立できる」というのも、個人的には頷けます。


何を言いたいかって言うと、業種の枠内で考えてたら、価値ある事業展開はできないと思うんですよ。


日本の企業にできることは、まだまだあるし、業界内のパラダイム、日本国内のパラダイムに囚われていることを自覚し、業界の外や海外・・特に、日本よりもヘルスコンシャスが高い国には定期的に足を運んで、意識的にパラダイムシフトをするべきだ。という思いを新たにしました。


次回は、SHAREグループの幹部陣と来たいですね。いや、来なきゃいけませんね。

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